浪費家の夫との離婚を決意した母子が前向きに生きることを支える



浪費家の夫との離婚を決意した母子が前向きに生きることを支える

◎「離婚するしかありません」と、太君(3歳)の手を握り京さんがゆうびに来たのは、3月中旬であった。スタッフは承知したが学園生には明かさない。

◆京さんは「働き場所を見つけることが先決ですよね。ウッチーここどうでしょう?」

とスマホを傾け僕に聞く。「〈青葉会〉には障碍のある子どもや大人の支援施設もある。貴女にぴったり。そこなら、推薦状も書いてあげられる」。すぐに面接、有り難いことに4月1日からの採用。

◆「住まいはゆうびのそばがいい」と。3百mくらいのところに手頃な物件。「物騒だから二階がいい」と言うが「その心配もあるけど、太君があばれてもいいように一階にしなさい」契約助言はたか子お姉さん(スタッフ)。

◆次は太君の保育園。勤務先に近い公立保育園が第一希望。市役所にお願いに行くが「4月からの申込みは締め切ったので早くても5月入園になります」と。「4月の一ヶ月間をどうする?」。ゆうびで預かれないか?

8時~20時。「そうだ、ハシオ君(無認可保育園でボランティアをする20歳の学園生)保育園休んで、太君、頼めないか?」「俺で良ければ引き受けるよ。朝早いのは慣れているから」。

◆太君の食事。「朝食は母親と一緒でいいが、昼食と昼寝と夕食は?…ゆうび方式とはいかないな…」「私が作って一緒に食べるわ。ついでに昼寝も3人でねフフッ」と笑ったのはハシオの母でもありスタッフでもあるマスミさん。

◆離婚のための別居には、市役所で種々の手続きと書類の用意があり、警察にもお願いしなければならない。それらの一切合切は、マコッちゃん(スタッフ)が付き添って要領よく運んだ。◆最後は、家財道具の引っ越し。

力持ちの学園生リン君・ユウ君と、マコッちゃん・ショー兄が朝早く車で出かけ、夜9時近くまでかかって家具の使い勝手まで考えバシッと決めた。

◎京さんは、母と子ふたりの家庭をスタートさせ、1日朝には、持ち前の笑顔で太君に「行って参ります」と手を振り足早に初出勤した。

◎この間、学園生は誰一人として「離婚するの?」を口にしない。それでいて誰もがこの母と子にやさしい。僕はこんな「大家族的ゆうび」が好き。


                                                  

2015年04月30日 浪費家の夫との離婚を決意した母子が前向きに生きることを支える はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 子どもの広場 連載記事

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