成仏



成仏

みなさまが言われる『成仏』とは、「この世に未練がなくなった」「亡霊としてさまようことがない」「極楽浄土(天国)の世界に入った」という意味で使われているのでしょう。

では、はたして多くの人は、亡くなったことによって『成仏』されるのでしょうか。

悔いや未練がなく、人から恨まれることもなしに「ありがとう」と感謝して往生する人は成仏できるでしょうが、現代は欲望や願望の渦巻く時代で、なかなか執着が棄てきれず、そのまま成仏される方は、200人に1人ほどかと思います。

これまでも話してきたように、死んでも本人の性格や性分は変わることはありません。

また死ぬ直前の気持ちがそのまま時間が止まったように永くつづくのです

ですからなにより臨終の心持ちが大切なのです。

頑固だった人は死んでも頑固だし、優しかった人は死んでも優しい。甘えの強かった人は死んでも依存心が強く、生きていた時とそのまま同じなのです。人の面倒見がよかった人は、死後も世話をしてくれます。それが先祖供養の効果です。

亡くなって時間の経過、月日の経過とともに、次第に「本人」の個性が薄くなっていき、執着も薄れていって成仏するのです。あきらめのいい人は早く、あきらめの悪い人は遅いのです。


                                                  

2015年08月26日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 三宝通信 連載記事

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。