文部科学省フリースクール等担当視学官の来園②



文部科学省フリースクール等担当視学官の来園②

子どもは「自分が育ちたいように育つ」など

先号に続き、文部科学省初等中等教育局フリースクール等担当者が来園した際の懇談記録より。
★公的支援策の案は、保護者が活動計画を立てて市町村へ手続きするという流れだが・・・
「保護者が子どもの活動計画を立てる」については、子どもに対して不遜ではないか。支援者にも言えることだが…。子どもは「自分が育ちたいように育つ」と理解したい。保護者が活動計画を立てれば、そこに表れるのは、親の子どもへの期待・願望であって、時には子どもへの要求となってしまう。
日々、学園生たちと接していて「計画」を立てるのは難しいと感じる。例えば、入園して数ヶ月誰とも口をきかず、黙々とパソコンをしていた子が、宿泊に参加して急に弾ける。誰にも予測できない。一方、そうなったからといって手放しで喜べるものでもない。本人の心の葛藤を推し量るべき。
子どもの成長は、右肩上がりの曲線では表せない。平坦が続いて、何かの契機でポンと上に伸びる。また平坦が続いて何かの契機でポンと上に伸びる。このような階段状で示される。大切なのは上がる契機を与えるより、平坦なところで目には見えない内面の充実を支援すること。平凡な日常活動を大事にしたい。
★教育委員会から月1回ほど不登校生のもとへ様子を見に行き、進学や発達など課題があれば支援していく予定だが・・・
現場の僕たちは関係をつくるのに相当な時間をかける。進路のことなど口にするときも慎重である。月1回の訪問で子どもに直接アプローチするのは無理であり、お断りしたい。
昨今の教育委員会は本来の機能を果たせているのだろうか。全国学力テストの都道府県別平均点を比較したり、市区町村では各学校の平均点の順位を公表したり、どこかの知事が平均点の順位を公表しハッパを掛けたりなど、これらは、弱い子どもの心を痛め、不登校生を増加させる元凶と思われる。
このような動向に対して何の発言も対策もない教育委員会は形骸化の一途を辿っているのではないか。職員お一人お一人は立派な方々だとしても、どんな助言が得られるのか?
〔次号に続く〕


                                                  

2015年08月26日 文部科学省フリースクール等担当視学官の来園② はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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