不登校は「困ったことでも悪いことでもない」柏市民生委員児童委員の研修会から(前半)



不登校は「困ったことでも悪いことでもない」柏市民生委員児童委員の研修会から(前半)

昨年11月と今年2月の2回、表題の研修会が本園で開催され57人の方に、僕の拙い話をお聞き頂いた。(1)人生に於ける『不登校のステージ』を充実させる。(2)自閉症のある子に『関心を持ち・好きになり・共に在る』(3)支援の基本は『子どもは、自分の育ちたいように育つ』。の3点をレジュメにしましたが、ここでは(1)についての【前半】
①どんな子が不登校になるのか?
◇どんな子にも起こる可能性が有る。また、共通性・類似性・傾向性などで分類「タイプ分け」して事足りると思い込み、子ども一人一人の個性・特性の精査を省く懸念がある。それを念頭におき幾つか挙げる。 ◇一人でいるのが好き。比べられる・順位をつけられる事が嫌い。競争が嫌い。皆と一緒に同じ事ができない(…同じ事をしたくない)。授業が楽しくない。儀式は落ち着けないなど。
②不登校の原因はなにか?
◇先生が怒る。友達が意地悪。勉強が分からない。休み時間が短い。給食が食べられないなどのように、原因が「環境にある不登校」は、環境を改善すれば70~80㌫は再登校する。
◇原因が分からない不登校(本人の心の内に原因がある)先生は優しい・友達も仲良し・勉強も出来る…、でも『何だか分からないけど学校は私に合わない』。これこそが「不登校の核心」。(後半で触れます)
③不登校生の精神状態の変化はどんなか?
◇不登校生の親御さん方は、わが子が登校を渋り、ぽつぽつ休みが始まると、本人に原因をしつこく問い質す、しかしハッキリしない。担任先生・保健教諭・スクールカウンセラー・公立の適応指導教室などに相談する、埒が明かない。時に学校の「無理をしてでも学校に連れて来なさい」の指示と、本人を四六時中見ている親の配慮との違いから親と学校が仲違いすることもしばしば。思い余って心療内科医を受診服薬するケースも希ではない。本人も「病気になった方がましかも…」と思う。「学校に行けない悪い子・駄目な子・価値のない子」と思い込む。自尊感情・自己受容はゼロより低くマイナスの状態。パニックや自傷行為も起こる。
◇この時点でフリースクールへ見学・相談に来られるケースが多い。(支援の考え方・方法は次号で)


                                                  

2017年03月29日 不登校は「困ったことでも悪いことでもない」柏市民生委員児童委員の研修会から(前半) はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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