「自閉症」についての理解を深め、自閉症のある人達と一緒に楽しく活動しよう



「自閉症」についての理解を深め、自閉症のある人達と一緒に楽しく活動しよう

「建国記念日」か「建国記念の日」かで国会で論議された昭和42年の頃、ボリ先生は東京都N区K小学校で生徒36人の1年3組の担任。

6月、1年3組に遠いH県から、知的障害も自閉性も重い圭ちゃんが転入学してきました。圭ちゃんはみんなが算数の勉強をしている時も教室の床に模造紙を広げ、そこに寝転びマジックペンで女の子の縄跳びの絵を、何か言いながら描いています。授業中パニックなると、先生がおんぶして校庭の花壇を見ながら子守歌を歌って巡ります。教室に残された子どもたちは、自分自分の勉強を、先生の居るときより静かにやっています。わからないところがあると圭ちゃんの母に「おばちゃん!これ教えて!」と。授業は成り立っているのです。

ある時、障碍のある子の教育措置に関連する研修会で「僕のクラスで圭ちゃんは楽しく居心地の良さを感じています。それだけではありません。健常と言われる他の子たちも、相手を丁寧に見てその人に合った優しさを伝えることができるように育っています。

知的に遅れのある子を集めて「特殊学級(当時の名称)」にするのに違和感があります。せめて本人と保護者の無理のない了解が必要です。身体障害の場合でも、同じ状態像を示す子どもたちを集めて指導することも有効と考えますが、できるだけ多くの時間、健常と言われる子どもたちと一緒に活動させたいと想います」と。ボリ先生が「統合教育(インテグレーション)」を話すようになったのはこの頃からです。

相模原市「やまゆり園」での19人刺殺事件の被告も、幼い頃から日常の中で高齢者や障害のある方やいろいろな個性や定めを持って生きる人たちと「共在生活」していれば、優生思想に傾倒しないで居てくれたのではなどと思うのです。人間の尊厳は「そこにその人が在れば尊い」との普遍の規範意識を全身に染みこませたいと願うのです。

▼今年の教育シンポジウムは
▼主題「『自閉症』の理解を深め、自閉症のある人たちと一緒に楽しく活動しよう!」
▼福井大学名誉教授「自閉症と感覚過敏」の著者 熊谷高幸先生を招聘
▼9月9日(土)13時30分~
▼参加無料。ご参加ください。

問・電話 04・7146・3501(NPOゆうび小さな学園代表)


                                                  

2017年07月26日 「自閉症」についての理解を深め、自閉症のある人達と一緒に楽しく活動しよう はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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