人の子の親は我が子のこととなると貪欲 それでいい!それこそが人の親の心根



人の子の親は我が子のこととなると貪欲 それでいい!それこそが人の親の心根

8月号の続き、臨時保護者会。

①圭ちゃんが僕の学級に転入学するに至った経緯。
②圭ちゃんの障碍である自閉症について。
③自閉症の有る子への指導・支援について。
④1年3組の子どもたちの受け止め方。
⑤これからの指導・支援の考え方・仕方。
⑥その他。
の順に説明しその都度質問を受けそれに答えました。すごい質問もありました。「…それで自閉症は治るのか」「特殊学級へ通わせるべきではないのか」「他の子たちの勉強が遅れ、十分な学力をつけることができないのではないか」などと。ボリ先生は語気を強めて言いました。「ここに圭ちゃんのお母さんが居るのに、よくもそんなむごい・えげつないことが言えますね。圭ちゃんがあなたのお子さんとして生まれても、そんな残酷なきつい言葉をご自分に言えますか!?…それから、自閉症は治りません、一生涯その人のものです。だから『障碍』なのです。圭ちゃんが居るために、みんなに十分な学力をつけられないような教師なら、圭ちゃんが居なくても十分な学力などつけられない教師でしょう」と。まるで禅問答のような回答をしたのでした。

臨時保護者会は終わったのですが帰宅した保護者は、我が子に直接糾しているのです。「圭ちゃんが居て、勉強の邪魔にならないの?」と。

それに対して異口同音「圭ちゃんは自分の好きな勉強をしているでしょ。私たちは時間割の通りに勉強しているでしょ。パニックになれば先生がおんぶして教室から出て行くでしょ。でも私たちは、自分の勉強があるからそれをやっているの。解らないところがあれば、圭ちゃんのお母さんに聞くの!私たちの組には先生が2人いるの、…圭ちゃんはパニックになることがあるけれど、かけっこは速いし、ブランコも大きくこいで平気、笑っているんだよ。ぜんぜん邪魔じゃない。仲良し3組のなかまだよ。…おばちゃんは休み時間私たちと遊んでくれるの。大縄飛びなんか上手に回してくれるのよ」と。(後の保護者会で分かった事)多くの子どもたちが、こう答えたのでやっと信頼を取り戻しました。

この事件(?)で、親も祖父母も我が子・孫のためには限りなく貪欲なものだ、と、思い知らされました。また「それこそが人の子の親なのだ」と肝に命じました。


                                                  

2017年09月27日 人の子の親は我が子のこととなると貪欲 それでいい!それこそが人の親の心根 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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