小2~中3の8年間不登校だった朋さんの心の動き・行動の姿



小2~中3の8年間不登校だった朋さんの心の動き・行動の姿

朋さん(18歳)は、この春、自由教育の高校を卒業し、希望していた大学の文学部に進学する。読者の参考になればと8年間の不登校時代のエピソードを綴ってもらった。
小学1年生の頃、勉強は楽しかった。男子がからかうので先生にやめさせて欲しいと言ったら「やり返せ」と言われ、この大人は自分を守ってくれない、自分で自分を守らなきゃと緊張した。
小学2~3年生の頃は朝、引きずられて登校した記憶もある。恥ずかしかったけど、それよりも本当に学校に行きたくなかった。なぜその願いを聞いてくれないのか理解できなかった。腕を掴む母を筆頭に、世界の全てが敵のように感じて怒りのような激しい感情があった。最終的には両親が学校に行かないことを認めてくれ、守ってくれる大人がいると感じた。
不登校の間は毎日ゆうびで楽しく遊んだ。スタッフが一緒に物語を書いてくれたことがとても良かった。その後一人で書くようになった。その頃あった友達関係のトラブルは一つの転機。「人は一人だ」との意識が生まれ始めた。
小学5年生から英会話を習った。本当に楽しく、受験でも役立った。学校に遅れずに勉強していたことで不登校の罪悪感はなかった。
高学年~中学生の頃は人とのコミュニケーションがうまくいかないと感じることが多くなり、本を読む時間が長くなった。中3の一年間は大事な時間。ずっと一人で黙って考えていた。「何の為に生きているのか…でもどうせ生きるならみんな幸せな方がいい」と思った。自分はすごく恵まれていて充分幸せだと感じていたから「私は他人の幸せのために、世界平和のために生きよう」という結論に至った。
よく散歩をしていて自然を美しいと感じていた。谷川俊太郎さんの詩をよく読むようになって、自分の世界観や言葉に大きな影響を受けた。中3の一年間で170冊の本を読んだ。勉強の内容が難しくなってきて、一人でやる難しさを感じ出したのが高校へ行こうと思ったきっかけ。勉強はしたかった。世界を知っていくのは楽しかった。
高校の体験授業が素敵だった。猫がのんびり歩いている柔らかい雰囲気も気に入った。
朋さんは感性が豊かで、学ぶことにも意欲的だ。はじめは戸惑いのあった両親がしっかりと朋さんをバックアップしたのも大きいだろう。


                                                  

2019年03月27日 小2~中3の8年間不登校だった朋さんの心の動き・行動の姿 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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