8 今後の打ち合わせ
彼らは月水金それに土日のどちらかに来てくれることになった。時間は午前10時から昼食と休憩をはさんで午後3時まで約5時間、3人でリハビリをしてくれることが決まった。「早速、明日からきます、何か質問はあるか」と聞かれたので、私の願望をぶつけてみた。
トイレを何とか考えて欲しい、何か方法はないか、先ほどのような屈辱的感覚はご免だと。
彼らは看護婦長に了解をとり、窓際にあったベッドをトイレのある入り口の近くに移動させてしまった。
頭の上の壁を隔ててトイレと洗面所・風呂だ。
手を伸ばせばトイレのドアに届きそうだ。ナースコールのボタンが届かないが、明日には線を延長してくれるという。「自分達が来ている時は、トイレまで抱えて行きますから、チューブを抜いてください」とまで言ってくれた。
病院関係者が退室してから今後の事を打ち合わせた。
リハビリ中は原則、家族は立ち会わないこと、特に始めの1カ月が勝負なので、この時間帯を優先して確保して欲しい、この2点だけを確約させられた。
リハビリ開始の3月10日、10時前に3人がダンボール箱を抱えて部屋に入ってきた。
30代の二人、リーダー格がY、もう一人がF、若い学生がWだ。Wが空気入れでバランスボールを膨らませた。ダンボール箱からは、500kgのリストバンドとアンクルリスト、3kgのB型ダンベル、硬式テニスボール、少し大きめのハンドグリップ(スプリングが強そうだ)が出てきた。これから使うトレーニング器具だという。
これらの道具はどんなことに使うのかおよその見当はつくが、バランスボールだけが不安に感じられた。
「東葛まいにち」2009年4月8日号掲載
2009年04月08日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: 今ここに在る命
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