豪農の館・相島芸術文化村~北総文化圏の文化づくりを目指し次の世代につながる市内初の登録有形文化財~



豪農の館・相島芸術文化村~北総文化圏の文化づくりを目指し次の世代につながる市内初の登録有形文化財~

主屋

相島芸術文化村は、築150年を数える井上家の主屋や土蔵、庭園など歴史的建造物を有効活用し、日本の伝統工芸から現代美術までさまざまなジャンルにわたる創造と創作の発表の場として平成7年に発足しました。

はじめは「相島工房」と称し、陶芸教室と草木染め、貝絵教室が中心でしたが、平成14年から「相島芸術文化村」と改称し、音楽会、ライブコンサート、絵画と彫刻の展示など総合的な芸術・芸能活動の拠点として、現在、年間を通じてさまざまな活動を行っています。


 ●相島の歴史
井上家は近江の商人で、3代将軍・家光の時に江戸に出て江戸城出入りの御用商人となりました。店は尾張町(現在銀座6丁目)にあり、名は代々井上佐治兵衛といい、江戸の町名主でありました。

享保年間に4代徳栄が江戸の店をたたんで手賀沼干拓事業に参画しました。手賀沼干拓は井上家の宿願でしたが、同時に稲作、漁業、鳥猟、食品製造販売、金融業なども営んでいました。

明治に入り、11代擇(えらぶ)は町長を務め、12代二郎は技官官僚として松戸市の指定文化財である「柳原水閘(すいこう)」など各地で煉瓦造りの水閘(水門)などを設計しました。

昭和10(1935)年には国から献穀田に指定され、井上二郎顕彰碑である開発済世の碑が井上家正門前の旧土手の上に建っています。


●市内初の登録有形文化財

旧漉場

平成20年3月に①主屋 ②旧漉場(こしば) ③二番土蔵④新土蔵 ⑤表門 ⑥裏門⑦外塀 ⑧庭門 ⑨庭塀の9件が国の登録有形文化財(建造物)となっています。

市内には、県や市の指定文化財が数多くありますが、国の登録文化財に登録されたのは井上家住宅が初めてです。
井上家は、江戸時代中期以来、昭和に至るまで手賀沼干拓の主導的役割を果たし、その建物は往時の面影をよく残しています。

新土蔵

現在、旧漉場は喫茶「布~月」(ふーげつ)として使用、新土蔵は「ギャラリー月光倉」として、サロン、演奏会場などに活用されています。


●貝合せアート
相島芸術文化村の大きな活動のひとつが「貝合せ」です。平成7(1995)年日本貝アート協会が設立され、現在本部は相島芸術文化村に置かれています。

貝合せでは、会員が描いた貝絵を使って、古式にのっとった個数の貝を並べ、ゲームを行います。
貝合せは、その中に描かれている柄に関する知識や思い出等を美しい言葉や美しい作法で語りあうことで、貝絵に生活感と生命の息吹を与え、単なる空疎な貝合せになってしまうことがないように工夫されています。

ご希望があれば、出張や体験会なども行っておりますので、相島芸術文化村事務局までご相談ください。
相島芸術文化村事務局
〒270-1106 我孫子市相島新田1番
TEL:04-7189-2864  定休日:お問い合わせください


 


                                                  

2012年04月11日 豪農の館・相島芸術文化村~北総文化圏の文化づくりを目指し次の世代につながる市内初の登録有形文化財~ はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 史跡探訪

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。