No.139 SDKSという子育て
親が〝信じる、黙る、聴く、すべて任せる(SDKS)〟ことが、不登校などの思春期病に有効なことは、毎回お伝えしていますが、今日は「SDKSは、子育て法としても有望である」という話です。
先日、臨済宗の故盛永禅師が書いた子育ての本を読み始めました。読み始めたといっても、別段分厚い本ではありません。毎朝、一小節ずつ読む読書法なので、読み始めると3、4カ月かかるのです。
出だしが面白く、「私の話を聞かないうちは、妊婦さんに母子手帳を発行しないでほしい」と始まります。
出始めの部分のいくつかを拾ってみると、「子育てを他人にまかせてはいけない」「楽をさせずに我慢を覚えさせよ」「ごまかすことなく真実を伝えよ」「過保護ほど子供の人格を無視するものはない」など、歯に衣着せぬ言葉が並んでいます。
自身は子供のない老師ですが、「名付け親になった子供、寺に修行に来る人々などを通じて、何が正しい子育てなのかを学んだ」といいます。
老師は、現代の子育ての足りない部分を鋭くついている、と思いますが、それも小学校程度の子供までにいえることで、自立心の芽生え始めた子供には、別の子育て法を考えていく必要があるでしょう。
教え、しつけられた子供に、あと必要なのは教え、しつけられたことを実践していくこと。その実践を続けるには、親から任せられること、実践する中で自分のやり方を見つけること、そして、実践の成果をやりがいとして、さらなる実践の動機づけにすることが大切です。
その時の親のスタンスとして勧められるのが、SDKSなのです。
たまたま上の子供が思春期の迷路に迷い、親がSDKSを実行した場合、その後、下の子供が思春期に入っても、反抗期が訪れなかった例は枚挙にいとまありません。
思春期にさしかかった子供が、うるさそうな顔をしたり、反抗的になったり、口数が減ってきたら、「そろそろSDKSの出番が近づいている」と思ってください。
次回は、「思春期の我慢」
「東葛まいにち」2009年5月13日号掲載
2009年05月13日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: 思春期ブルー
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