「不登校のステージ」を自分史に明記したい~道具や機械を使うことが大好き…寛君



「不登校のステージ」を自分史に明記したい~道具や機械を使うことが大好き…寛君

 【…小さい頃から「工事現場」が好きでした。母が言うには、3歳頃から「車に乗せて走っていても、工事現場を見つけると、止めさせていつまででも見ていた」と言います。

小3の頃から、学校が嫌になり行きたくなくなりました。先生に「来なさい」と言われて無理して行っていました。小5の頃は、半分は保健室登校。行かない日は朝からテレビの3チャンネルを見て、勉強している感じを出していました。

その頃、1万円くらいの電動ドライバーを買ってもらいました。家の中のネジを見つけてはゆるめたり締めたりしました。釣り戸棚のちょうつがいのネジをゆるめた時は、元のように締められなくなり、業者を呼ぶ騒ぎになり叱られました。

ゆうびが休みの日は母とホームセンターに通いました。買うのではなく「これは何に使うんだろう。こんな値段なんだ」と思ったりして…。
建築現場でその工具が使われていると「あ、あれだ!」とワクワクした。欲しい物をそっと母の買い物カゴに入れて怒られたことも。そのうちに2万円の発電機を母に借金して買いました。それでライトを点けて「夕方リレー」の照明に使いました。

その後、ウッチーの許可も取らずに、ゆうびの「制作コーナー」を「カフェ」に転用しちゃいました。学園生や来園者が「いい雰囲気ね。コーヒーもプロ級ね」とほめて下さると、うれしくて…。

きっかけは、保健室登校の頃、職員室でコーヒーを入れて先生方に出してほめられた経験と、家でもコーヒーメーカーを使って毎日入れ母を喜ばせたこと。ゆうびバザーの後、コーヒー豆を机に並べてみんなに振る舞ったことかな。それからいつの間にか現在の形のカフェになりました…】

寛君の幼い頃からの興味関心は「道具や機械を使って目的を達成する」に尽きる。学校の授業の1時間は小学校で45分、中学校で50分と定められている。彼の興味関心を満たしてくれる時間設定ではない。

寛君は、自分の人生の「義務教育のステージ」を自分の決断で「不登校のステージ」に切り換え、納得のいく豊かな時空に創造した。

「東葛まいにち」2010年1月6日号掲載


                                                  

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カテゴリ: 子どもの広場

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