不登校→引きこもり→ニート→…の図式(2) 映画館でバイトする悠君の場合



不登校→引きこもり→ニート→…の図式(2) 映画館でバイトする悠君の場合

【悠君21歳の現在】
小3から不登校。現在、映画館でバイト3年目・1日8時間・週3日勤務。月収6万くらい。彼にもっと働く気持ちがないか問うと「今はこのへんが良いペースだなと思ってる。ここから減っても増えてもダメだと思う。もっと稼がなくてはと思うこともあるが…」と。

【不登校当初】
モスクワ日本人学校では苦しみながらも通学でき「登校してしまえばやってしまう」子だった。学校では笑っているのに帰ってくると「学校がいやだ」となった。
「朝、行きたがらず、泣く自分に母は優しくしたり怒ったり。そんな攻防が続いた。お母さん子・おねえちゃん子だったから家から出たくない気持ちが強かった。」

【悠君の人となりと不登校理由】
=今でもバイトで朝早い日とかは絶望的な気持ちになる時がある。この感じ方は生涯変わらないと思う。安心な場所から一歩踏み出すのに他人より決意がいる。
 もう一つ「家から出たくない」こととは別の要因がある。話しかけてくれる子はいるけれど人間関係をつくるスピードが速すぎるように思える。だから、今でも、自分で意識しているつもりはなくても、バイト中とかに自分のことを話すときセーブしてしまう。話していると、このへん(右肩の上に手をかざす)に自分が現れて「おまえそんなこと言っても、この人つまらないよ」とか。相手の世界で考えてしまう。この感覚はこれからも続くと思うと自分でも疲れる=

彼には、「カレシになって」『間に合っています』「あ、そう。さよなら」のような人間関係の作り方が肌に合わないばかりか、人間性を掻きむしるような痛みさえ感じるのであろう。彼のことを「相手を理解し親交を深めるのに慎重で並はずれた時間をかける人」と分かってくれる人は少ない。

【不登校→ひきこもり→ニートの図式】
彼の場合、学校に行けず学ぶべきを学ばなかったから現在があるのではない。
学校という道筋をちょっと隣に見ながらもともと彼に備わっていたもので、自分の人生を歩んできた。彼にとってなんら不思議はない自然の歩みである。この図式はそぐわない。


                                                  

2011年07月13日 不登校→引きこもり→ニート→…の図式(2) 映画館でバイトする悠君の場合 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 子どもの広場

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