不登校→引きこもり→ニート→…の図式(3)「バイトのお陰で高校に行けた」と言う弘君



不登校→引きこもり→ニート→…の図式(3)「バイトのお陰で高校に行けた」と言う弘君

【現在…】
金属加工業。弘君は製品の配達がメイン。月収は8~9万くらい。週3日くらい。仕事が忙しいときは週5のときも。「給料はあまり気にしない。やりたい仕事だから続けている。

電気工事関係の裏側を見られるのは面白い」。初めて来園した時の母親の「幼児の頃から、工事現場を見るのが好きで、何時間でも見入っていました」の言葉を思い出す。現在の生き方満足度は?「50%くらいかな。進む方向性は間違いない。達成感は高いけど、もっと向上したい。パーセントは下がる」。

【不登校の…】
始まりは幼稚園から「はい、みんなで○○しましょう」という集団行動が我慢できない。小3のとき、風邪で長く休み「学校には行きたくない」と気づく。泣いても車で登校させられる。抵抗しても無駄と感じた。母が泣いている。
「母が不登校を受け入れたのは、僕に胃腸を壊す症状が出たことかな。精神的な原因との診断を受けてから。『おなかが痛い』と言えば登校しなくて良いと考えた。でも、それもつらかった。仮病でおなかが痛いと訴えると、本当におなかが痛くなってしまう。今もおなかが痛くなることがある。翌日の仕事を予告されると、重たくなって…」

【高校進学は…】
親が「行っておきなさい」というのと、高卒でなければ社会に通用しないと思い決心した。でも決定的な理由は、ホームセンターのバイトが高校生以上でないと採用されないこと。高校に3年間行けたのは、バイトのおかげ。
【失敗を…】おそれたり後悔するタイプ。失敗すると落ち込む。落ち込むと、なぜか、今までの人生を振り返る。不登校・ゆうび・高校進学・バイト…と順に回想するけれど、どれも僕の人生に欠くことのできない事柄であったと思う。

【弘君は…】
時間割に従って、みんなで机に向かい同じ本を開いて、先生の指示に応える学校の「授業」が心底性に合わない。興味・関心の持てることを、心ゆくまで観察し、ときに参加し、模倣・体験し、経験を積みながら自分の全身にしみ込ませていくのが彼の「学習」なのである。

★9月10日の教育シンポジウムにご参加下さい。


                                                  

2011年08月10日 不登校→引きこもり→ニート→…の図式(3)「バイトのお陰で高校に行けた」と言う弘君 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 子どもの広場

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