心の奥でつながっている赤い糸を感じる  一人ひとりの誕生日を祝う



心の奥でつながっている赤い糸を感じる  一人ひとりの誕生日を祝う

「今日はスタッフの麻さんの誕生会をやろう!」台所で、お菓子作りの好きな学園生がこっそりケーキ作り。ケーキができたら、和室に麻さんを呼ぶ。

ハッピーバースディが歌われる。それからお祝いの気持ちを込めて麻さんに質問タイム。実君(中2)「え~お酒はおいしいですか」ビール片手の麻さんに思いつきの質問。『おいしいです!私が初めてお酒をおいしいと感じたのは…』話を広げ、自分の20歳前後の頃を語り中学生の心に呼びかける。

「29歳になった気分は?」女性に失礼かなと承知しながらニヤッと問うのは万君(中2)『私も万君くらいの頃は29歳なんておばさん…って思ってたけど、今は30代になるのが楽しみ!』と真摯に返す。

〈次の質問をウッチーどうぞ〉

「新君(中3)の良いところと直した方がいいな~と思うところを挙げて下さい」。
新君はお調子者でよく麻さんに叱られていて、親子のようと周囲に揶揄される関係だ。『新君は、調子に乗りすぎるところもありますが、頼まれたことを気持ちよくきちんとやってくれていて素敵です。…』彼は照れながら神妙な顔で聞いている。

別の子が「じゃあ僕の良いところは?」麻さんは一人ひとりに応える。そのうち、周りの状況を捉えることの苦手な奈君が、誕生会にかかわりのない事柄を興奮気味で話し出す。麻さんも周りもそれを受け入れつつ会はゆっくりと進行していく。

年上の学園生夕さんの質問。「今まで一番悲しかったことと、それをどうやって乗り越えたかを教えて下さい」『父が亡くなったときです…どうやって乗り越えたかは…』麻さんの言葉に皆も涙を浮かべる。

笑いと真面目さが静かな波のように繰り返される時空が心地良い。心の奥底でつながり合っている赤い糸がみえる。ゆうびの活動方針の中にある
【出会いの偶然性や運命的な結び付きを大切にし、日本の典型的な家風を「ゆうび」の風土にしてしまおうと、日々の生活の中でも喜怒哀楽を共有し、生老病死を分かち合い、共感性を増幅させる活動を行います】
の具現化の一つとして「一人ひとりの誕生会をていねいに行う」が位置付いている。

「東葛まいにち」2012年1月4日号掲載


                                                  

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カテゴリ: 子どもの広場

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