吉田監督の下 柏レイソルが始動



吉田監督の下 柏レイソルが始動

スタートミーティングであいさつをする吉田監督

スタートミーティングであいさつをする吉田監督

1月15日、柏レイソルが始動した。あいにくの雨の中、練習場に現れた吉田達磨新監督と選手達は、入念な準備運動を済ませ、吉田監督の実技を交えた指導の下、早速ボールを使い、初日から戦術練習まで行った。オフ空けのシーズン始動と言えば、走り込みなど体力作りから入るイメージがあるが、その概念を覆すものだった。

4人1組で練習場に広がった選手達は、パス交換を繰り返した。さまざまな練習メニューをこなすなか、このメニューだけは練習3日間、毎日行われた。レイソルアカデミー時代からこの練習メニューを知る中谷進之介選手は、「全てのプレーの予備動作でもあり、パスの間合いを合わせる狙いがあります。アカデミー時代にはその練習に1日を費やしたこともあるほど大切。自分も改めて思い出した感覚もありました」とその効果を語った。

吉田監督をサポートする松原直哉コーチはボールを優先した練習の意図について、「今後も監督の描くメニューの中に体へ負荷を掛けたり、走る要素を入れていくことはあるが、ボールを用いた練習が中心になる。選手達の心拍数は、走ることより、ボールを使う方が上がるもの」と自信を見せる。闇
雲にボールを蹴るだけではない。試合形式の戦術練習の中で選手達は瞬時に複数のパス経路を探し、同時にその先の自分のプレー選択も要求される中で、初日とは思えない激しさが自然と生まれた。

今季湘南から復帰した中川寛斗選手もこの練習をよく知る一人。「頭が疲れましたが、楽しかった。自分達はただパスをしているだけではない。頭を使ってボールを受けて、パスを出すことを繰り返すには体力も集中力も必要とされますから」と充実を隠さない。そんなアクションを必要するサッカーへの変身が始まった。

 吉田監督は、「3日間で選手達に『変わる』という意識付けと、選手達が『変わるんだ』という心と体と脳の準備を十分にできた。メニューとしては『ここまでやろう』と計画したものから、彼らの理解もあり、その先に進んだ」と手応えを語った。柏レイソルは40歳の青年監督がもたらす革新的なアプローチの下、新しいサイクルへ踏み出した。互いの意志や気持ちとボールが通い合うサッカーが見られそうだ。

(写真・文=神宮克典)


                                                  

2015年01月28日 吉田監督の下 柏レイソルが始動 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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